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2021年 7月 27日 東進からの挑戦状~君はこの問題を解くことができるか~ 解説編
こんにちは!
担任助手の小林です!
東進からの挑戦状、ご覧になりましたか?
早速ですが、問題の解説をします!
原文は
He was able to do with ease what I had frequently done,if at all,only with the greatest difficulty. です。
和訳はこちらです!
「彼は、私がたとえやれたとしても、最大に苦労してやっとできることが多かったようなことを簡単にやれたのだった。」
みなさんの想像していた訳と一致していましたか?
解説してみます!
まず、この文章の根幹となる主節を探しましょう。
主節は、文章のなかで要は一番言いたいことを言っているので、文中に色々な修飾や挿入がありますが、そこは一旦置いておいて、主節の中の主語、述語を探しましょう!
He was able to do
というのがこの文章の一番言いたいいところで、
「彼は〜できた」です。
さらに with ease が修飾してきます。with+名詞で副詞になります。「簡単に〜」という意味ですね。
「彼は簡単に〜できた」ですね。
さて、ここで waht が入ってきます。このwhat節で、彼が簡単にできたことを説明します。このようにwhatやthat等、関係詞が出てきたときは、その節がどこまで続くか、を見抜かなければ行けません。この文章では、whatから最後まで、関係詞節となります。
その節の中で、注目できるのが、「,」コンマに囲まれたわかりやすい挿入部分がある事です。コンマが不自然にふたつあった場合、そこに囲まれた部分は挿入、つまり節とは関係ない部分になるので、かっこでくくったりするといいでしょう。
at allは色々意味がありますが、この文では、if の後に続くので、「仮にも、多少なりとも」という意味です。が、ifの後には節が続かなければなりません。と、いうことは省略が起きています。
省略は、前に同じ形がある場合に置きます。つまり省略部は、
if I had done at all あたりにするのが妥当です。
「仮にも私ができたとしても」という挿入になります。
with great difficulty は言うまでもなく、「最大の努力をして」くらいが妥当でしょうか。その前のonly はwith以下にかかります。
ここも注意で、onlyを普通に訳してしまうと「最大の努力だけをして」となって文脈上意味がわかりません。
onlyには、「初めて」とか「やっと」とかいう意味合いもあります。「最大の苦労をしてやっと」ですね。
関係詞節の冒頭は、捻りもなく、「私が、いつもできた」です。
上にあげた関係詞節をまとめると、「私が、仮にできたとしても、最大の努力をしてやっとできたこと」となります。
もう一度通訳をあげると、
「彼は、私がたとえやれたとしても、最大に苦労してやっとできることが多かったようなことを簡単にやれたのだった。」
と、なります。
難しいですね。こんな短文でもパッと解説を作るとこのくらいになります。
英文はざっとなら読めるけど、いざ和訳したりすると解釈が全然違ったり、読めそうで読めなかったりします。
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