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2019年 1月 16日 受験生の皆さんへfrom福岡
ゾーン
ある状況において信じられない力を人間が発揮する状態
スポーツシーンにおいて、よく聞く言葉かと思います。
入試本番は一発勝負です。その日、最高のパフォーマンスを発揮しなければなりません。
ならば、ゾーンを意図的に作り出すことが出来たら、最高じゃないですか。
トップアスリートでも入るのが難しいと言われているゾーン。様々な要素が相乗的に噛み合っている状態ですから、そう簡単にはいきません。
そこで、本日はその要素を紹介し、私の経験を混じえながら受験生への応援メッセージをお送りします。
冒頭でもご紹介したゾーンに入るための様々な要素ですが、主なものは以下の10項目あると言われています。
(1)試合前のプラン
(2)自信と心理状態
(3)身体的準備と心理的準備
(4)興奮のレベル
(5)自分のプレー・成長をどう感じるか
(6)プレーへのやる気
(7)環境と状況の条件
(8)集中力
(9)チームプレーと相互作用
(10)経験
これらを受験に置き換えて考えてみましょう。加えて、今の受験生にできることとして見た時に、(3)身体的準備と心理的準備に関しては今の皆さんでも整えられる部分だと考えています。そして、これこそが私がここで最も伝えたいことでもあります。
至極当然の事ですが、本番に向け体調を整えること。予防のために、こまめに手洗いうがいやアルコール消毒、マスク着用などできることは徹底しましょう。十分な睡眠をとることもまた重要です。
ただ、それ以上に心理的準備が本番のパフォーマンスに直結する部分であると私は考えています。
想像してみてください。また、これは実際に私がセンター試験で経験したことです。
センター試験1日目
ドキドキしながら試験会場へと向かいます。国立大学志望の私にとってこのセンター試験は初戦にして、かなりの重要度を誇る試験でした。絶対に過去最高得点を叩き出してみせる!そう、強い意気込みで臨んでいました。
社会・国語と終了し、初日の山場となる英語筆記の試験時間が始まります。これまで、かなりのセンター試験演習を積んできました。費やす時間や読むスピード、幾度と練習してきました。
いざ、試験開始。
すると、、、見たことのない形式の問題が追加されている。新形式の問題です。必要のない文章を削除しろと言われても初めて見るし、どうしよう。正直、驚きました。
皆さんは同じようなことがセンター試験で起きたなら、どう感じるでしょうか。慌てふためき、本来の力を発揮できずに終わってしまう。そんなの絶対に阻止したい!私はそう思います。
予想外のことが起きたら、人は動揺します。
ただでさえ時間的制約が厳しいセンター試験において、動揺は時として命取りともなります。
ならば、初めから想定内にしておけば良いのではないか。具体的にどう変わるかはわからないが、形式が変わるだろうと思っていれば、「ほらやっぱりね」と言えます。変わらなければ、いつも通り解けば良いだけです。
とても簡単なことです。
問題形式が変わるかも
天災がゆえ、交通機関が乱れるかも
試験会場が意外と寒いかも
etc…
不測の事態が起こるであろう。それもまた想定内。
この考えがあるだけで、心理的安定は保たれるでしょう。
しかし、本番は何が起こるかわかりません。
それも楽しめるくらいの余裕を持てるといいですね。
追記
記録的な大雪により、首都圏の交通網が半日程度麻痺した日にある私立大学の受験がありました。特例として、試験時間が午後からとなり、無事に受験できたということもありました。極寒の中、電車を待ったあの4時間は一生忘れないですね。
念ずれば花開く
福岡 真司
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